|
||||
|
NAET®による施術手順
はじめにNAET®による施術に関して、理解・同意されているかどうかを確認します。
NAETによる施術を始める際には、「NAET®を始める前に必ずお読みください」に目を通していただき、施術者からの説明を受けた上で、施術に関する同意書も後日提出していただいております。 またNAET®を十分理解するには、多くの症例などが載っている「病気よ、さようなら」または「NAETガイドブック」をお読みいただくのが一番わかりやすいでしょう。「NAETガイドブック」には、患者様から多く寄せられている一般的な質問や疑問に対する答えや、施術に際しての注意点等が書かれています。ぜひ施術を受ける前にお読みください。 アメリカ本部では、まず初診の予約を取る際に既にこの本を読んでいるかどうかを確認されます。読んでいない人は、緊急のケースを除き、読んでからでないと診療予約は取れません。 なぜこのようなことをするのかといいますと、この施術は今までの西洋医学の概念とは異なるエネルギー療法です。ですから施術の目的や方法を十分理解・納得された上で施術を始めないと、患者さんは施術を最後まで続けずに自己判断で中断しまったり、施術者にお任せで自己管理など一切しないということが起こりえます。 このような場合には、NAET®による本来の施術効果は期待できませんし、自己判断で中断されてしまった場合には施術者もその責任を負うことは出来ません。これは患者さん・施術者、誰の利益にもならないことです。このようなことを避けるためにも事前にNAET®に対する理解をいただかなければならないのです。 それでは施術の流れに入ります。
1. 施術の前にまず初診時には、問診・理学検査などを行ないます。また施術院によっては、コンピューターによるアレルギー診断も行います。 そして実際の施術に入ります。 まず施術前に手を石鹸で洗い、施術室に入ります。 施術用ベッドに仰向けになり、施術者から患者さんの症状に応じて、施術手順の説明を受けます。そして患者さん自身で筋力検査(NST)が行えるかどうかを確認します。筋力検査の詳細は、「7、NAETにおける検査方法」をご覧ください。 患者さん自身でNSTが行えない場合(小児・高齢者・障害者・衰弱が著しい・筋力が強すぎる・筋力が弱すぎる・肩の問題・妊娠後期など)は、代理人を身代わりにして検査・施術を進めていきます。 初めての方は、代理人?と思われるでしょう。 エネルギー療法では、患者さん自信が施術を受けられない場合は、代理人を通して施術を行うことが可能です。ここは薬や手術など、患者さん本人でしか受けられない既存の医療と大きく異なる点です。 そして実際の施術に入る前に、身体(脳)からの無意識レベルにおける施術許可を確認し、その後身体エネルギーのバランス、内臓(経絡)のバランスを整えます。 施術の許可?と思われるでしょう。 施術にいらしているのですから、意識的にはほぼ問題ないと思われますが、無意識レベルにおいても施術可能かどうかを確認しなければいけません。無意識というのは、意識にのぼってこない部分をいいますから、患者さんの意識に聞くのではなく、"身体(脳)"に聴かなければわかりません。 ではどうやって"身体に聴く"のかということになります。 カイロプラクティックの世界では、AKテクニックのDrグッドハートが提唱して以来、筋力検査(ここでは以下NSTとします)を用いた検査法が取り入れられてきました。NAET®でも、このNSTを検査に用いています。熟練した施術者はNSTを瞬時に行いながら、診断をすばやく進めることが出来ます。 このNSTを使って、NAET®では質問応答検査(QRT;Question Response Test)をさまざまに応用させて、患者さんの症状に対する犯人を捜していくのです。 患者さんの意識・無意識レベルでの施術許可が得られ、かつ身体エネルギーおよび内臓(経絡)エネルギーのバランスを整えられたら、アレルゲンに対する施術に入ります。
2. アレルゲンに対する施術特定の物質のサンプルを手のひらに持ち、それがアレルゲンであるかどうかを、このNSTによって数秒で判断することができます。 ある物質がアレルゲンであるということは、自分のエネルギーを下げるものであり、自分のエネルギーと共鳴しない、非共鳴なものであるということを意味します。 NSTで何も持たないときに強い筋力が、サンプルを持って弱くなれば、そのサンプルはアレルゲンということになります。 またNAET®ではアレルゲンが身体のどのレベルに影響しているのかも調べ、個別に施術して行きます。 また施術前にそのアレルゲンがどれだけ強いかを示す目安として、そのアレルゲンの影響を受けるであろう距離(施術後離れているべき距離)をNSTとQRTで調べます。 これは一般的には数m程度なのですが、強いアレルゲンの場合は50mという場合もあります。これは、50m先のアレルゲンにも身体(脳)が反応します、という意味です。 あるアレルゲンの施術が1回ではクリアしない場合、前回の避けるべき距離が50mだったのに、今回は30mに縮まっていれば、例えクリアしていなくても施術が進んでいることがわかります。 NAET®の施術者は、さまざまな食品や物質、感情などの持つ固有のエネルギーを転写したサンプルを持っていますが、卵や砂糖などの実物を持っても同じ結果になります。 親が子供に、子供が親に非共鳴を起こす親子間アレルギーや夫婦間アレルギーといった対人アレルギーは、エネルギーレベルのアレルギーとして知られていないだけで実際とても多くみられますし、アレルギー症状にも大きく関与します。 このような場合、施術のサンプルは親・子供・妻・夫・同僚・友達・先生・ペットなどになります。事前にエネルギー転写機を使って簡単にサンプルを作ることも出来ますが、手をつないだり、イメージすることで施術が可能です。 NAET®の施術方法は単純明快です。首から仙骨までの背骨に沿ったポイントへ、手指による押圧、または器具による振動によって刺激を加えるだけです。その間、施術を直接受ける人(患者さんもしくは代理人)は、サンプルを保持しています。これによって脊髄神経に対し、脳へのサンプルのエネルギー信号とともに刺激を加えることができます。 施術後、サンプルを持ったままの状態で、施術前に弱かった筋力が、しっかり強くなっていれば施術は成功したことになります。 その後サンプルを保持したまま、経絡に関連したマッサージを行い、20分間休憩します。 たいていは1項目1日の施術で済むのですが、アレルギーが強い方の場合、1項目をクリアするのに複数日かかることもあります。 3. 施術後の注意点施術後、アレルゲンを避けるべき時間をNSTで確認します。一般的には25時間ですが、それ以上の場合ももちろんあります。施術後30分以内は何を食べても構いません。施術後の制限は、施術が終了して30分後から始まります。 施術後にも、施術したアレルゲンのエネルギーを落とすために、水で手を洗うか、手のひらをよくこすり合わせます。 施術したアレルゲンによって、避けるべき項目が異なりますので、その内容を確認します。また2時間毎に行うゲートマッサージの場所を確認します。 施術後6時間以内の運動・入浴の禁止など、その他の注意点をご確認のうえ、1週間以内に再来してください。 施術中から施術後にかけて、特に制限時間内は、身体が浄化を始めていきますので、さまざまな反応が見られます。自覚症状の悪化・昔あった症状の再発・関節の痛み・頭痛・めまい・下痢・食欲不振・不眠・だるさ・パニック・不安感などが多く見られる反応です。 決して悪い反応ではありませんが、心配な際は、担当施術者によくご相談ください。NAET®施術者は、このような場合にどのような対処をすべきかアドバイスすることができます。 |
©NAET®JAPAN ─ 無断複製使用禁止 ─