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NAET®における検査方法



西洋医学における一般的なアレルギー検査方法は、スクラッチ検査・皮内検査・RASTなどの血液検査・毛髪ミネラル検査などが主に行なわれています。NAET®では、これらの検査結果もひとつの指標として参考にいたしますので、施術前にこれらの検査を 実施済みの場合は、担当のNAET®施術者にお渡しください。NAET®におけるアレルギー検査内容としては、まず問診と理学検査があります。
これらは病院で受けるものと同じです。

問診

まず問診表1(PDF書類)によって、現在の病歴や過去の病歴、家族の病歴、現在の生活内容全般、家族構成などの質問に答えていただきます。アナフィラキシー病歴は記入もれのないようお願いします

現病歴とは、今現在お持ちの症状・問題に関する経過です。

いつ頃から発症し、どのような施術を受け、どのような経過であるか。どのようなときに症状が悪化・改善するのか。その症状に対して何か薬を処方されているかなどです。

既往歴とは、上記の症状以外に、過去に経験した病気や怪我の内容です。

子供の頃は喘息やアトピー体質だったが、今はないという場合、アレルギーマーチにより症状が単に移動しているだけかもしれません。また怪我や事故にあった時の身体組織のダメージ、および恐れの感情は、怪我が治癒した後も身体(脳)に記憶されます。そしてその部位が身体のウィークポイントとなって、その後も何らかの問題を引きずることになりかねません。ムチ打ちの後遺症に何年間も悩まされるというのは、この典型的な例です。

家族歴とは、両親、兄弟、祖父母、親戚における遺伝性疾患の有無です。

例えばこれに含まれるものは、高血圧、糖尿病、ガン、血友病、その他遺伝性の疾患等です。
誰が何にかかっているかを記入します。

問診表2(PDF書類)は351項目にわたるチェックリストです。

これらの問診項目は、実はすべてアレルギーに由来するものばかりなのです。日常的な多くの症状がアレルギーと関連していることがここからもおわかりになるでしょう。 

問診表1・2は、事前に記入してFAXまたは郵送していただくか、初回診察時にお持ちいただけるようお願いします。

理学検査

一般的にバイタルサイン(生命徴候)と呼ばれるもので、これには血圧・脈拍・呼吸・体温が含まれます。これらバイタルサインから身体機能に関する情報を読み取ります。このほかに、必要な場合は血中酸素濃度、尿や唾液のpH (酸・アルカリ度の検査)も見ることがあるかもしれません。

このほかに顔色・眼・鼻・耳・舌・歯・声・皮膚・髪・爪などの状態、姿勢・動き・歩行状態・関節の状態、皮膚温、活発度、態度、精神状態など、外見から見て取れるものも観察します。 

次にNAET特有の検査方法にすすみます。

神経筋敏感テスト  Neuro muscular Sensitivity Testing(NST)

カイロプラクティックの世界では、AKテクニックのDr.グッドハートが提唱して以来、筋力検査を用いた検査法が取り入れられてきました。筋力検査は、指標とする筋肉が正しく機能できているのかどうかを診ることで、神経系が正確に働いている状態かどうかを判断する材料となります。

指標となる筋肉は指・手足どこでも使うことができますが、NAET®では一番安定した結果が得られ、患者さん施術者共に疲れない三角筋と呼ばれる肩の筋肉で調べています。ちょうど肩の筋肉注射を打つ所です。

筋力検査を用いながら行なうテクニックはたくさんあり、それらをキネシオロジーと総称しています。筋力検査の呼び名は各テクニックにより異なり、NAET®では神経筋敏感テスト(NST)と呼ぶことにしています。

NAET®では、手の指先の感覚受容器をセンサーとして用いています。もともと強くしっかりした筋力が、あるものを手に持っても同じように強く保持できるのに対し、別のものを手に持つととたんに筋力が入らなくなってしまうということが起こります。

脳は一つの事しか一度にできません。自分のエネルギーを乱すものが手の中にある、または近くにあるというだけで、その危機に集中してしまうのです。ですから自分のエネルギーを乱すアレルゲンを手に保持した状態で筋力を維持することはできなくなります。

■何も持たない→強い=アレルギーなし ■サンプルを持つ→弱い=アレルギーあり

手にあるものを持たせても筋力が強いままでいられるということは、それは自分のエネルギーを維持または強くすることができるものであり、アレルゲンではないということです 

反対にあるものを持って筋力が弱くなるようでしたら、それは自分のエネルギーを落とすもの、即ちアレルゲンであるということになります。

NSTを用いることで、指のセンサーから脳へ送られた物質のエネルギーが自分のエネルギーにあっているかどうか、即ちアレルギーがあるかどうかを瞬時に判別することが可能となるのです。